fromjoy.net JOY から あなたへ



春風に誘われて、そこまでお散歩。
この堤防をあなたと歩いたのは、いつだったっけ。紫色の小花が綺麗で、これ、何の花?なんて、聞いたっけ・・。どうしてそんなに笑うの?戸惑いながら僕は尋ねる。あなたは、恥ずかしそうに下を向いて・・つぶやく。まったくさ、馬鹿みたいな名前だ。
マミヤの中判カメラを僕は、その場所に向けてみる。相変わらず紫の小花が、影の中に咲いていて、シヤッターを切った。
ああ、のんびりした一日。
川面まで、降りて、小石を拾って、投げる。三段に跳んで、向こう岸に当たる・・そんな気がして・・。
あなたの笑顔が、陽にまぶしく、かすんで行く。そこに立ってもうどれ位経ったろう。自転車に乗った中学生たちが、堤防の上を通り過ぎて行く。何かちょっと、まぶたがコリコリして鼻がツンとする、そんな今日。



JOYからあなたへ ファィンデー、トゥユー そこからそしてあの先へ


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